WACATEでBPPをもらった話
すでに半月経ってしまいましたが(^^;;
6/17, 18の2日間、マホロバマインズ三浦で行われたワークショップWACATEに参加してきました。
WACATE2017 夏 ~技法はいつもひとつ(とは限らない)~ 開催概要 - WACATE (ソフトウェアテストワークショップ)
そこで、ベストポジションペーパー賞を戴いちゃいました☆
伝わるポジペの書き方
今なら言えますが、自分が参加した過去2回のポジペ集を分析して、本気で狙いに行きました(どや
そんな訳で、とってもレアな、BPPを狙える(かもしれない)ポジペの書き方を載せますw
ポジペ投票メンタルモデルの構築
と大それた事を書いてみましたが、『ポジペを選ぶ時の考え方』を初めに考えてからポジペの内容を決めています。
「何書こう?」で悩んだのではなく、制約を決めてから、ポジペを書くための手札を選んだ感じです。
ポジペを説明する時間がない
3分程度で何を知ってもらいたいのか?印象を残せるか?
ポジペを読む時間がない
自分のグループ以外のポジペも空いた時間で読むので、やはり印象第一。
むしろ、自分グループ以外に伝える方が重要。
ポジペで考慮した事
自分がポジペを書く際に考慮していたのは、次の通りです。
自分がどういう人間かわかること
初めの自己紹介は2 行程度で書き、残りは「それがどんな事か、分かりやすく言い換える」事に注力しました。
言いたいことがたくさんあっても情報を絞る。びっしり書かない。
2016冬は『半年間の成果』を書いていますが、「成果を元に自分を知ってもらう」戦略は、分かる人には伝わるけど、初めて会う人には伝わらないのでやめました。
どんなに「WACATEらしく加速感」があっても、伝わりづらいことは書かない戦略にしました。
専門用語はあまり使わない。代わりに、誰にでも伝わるような言葉遊びを使う。
自分が「システム全体を俯瞰する開発者」と紹介した上で、全員が分かるような例えを使うようにしました。
最初の考えた例えは「山登りで先導する」「ジャングルを探検する」イメージ。
ただ、自分のやっていることがイメージとは完全に結びつきづらく、最終的に色んな言葉が置き換えることができる「 RPG風システム開発攻略」に落ち着きました。
自分が伝わる絵を用意する
RPG風システム開発攻略なので、ドラクエのマップを某サイトを使って夜な夜な作成w
マップもこだわり始めると、ややこしいものが出来るので、あくまで補助的なシンプルなものにしました。
全体が淀みのない文章で、線として繋がるように
自分が感覚で文章を捉える人間なので(笑)、
「目に飛び込んだ瞬間から自然と読んでた」ってところが一番大事かなぁと。
テーマに合致するように意気込みを書く
「2日間、よろしくお願いします」
最後の2つは、いいや(笑)
まとめてみると大したことない、人に伝わる文章の書き方なのですが、改めて意識すると難しかったですね。
閑話休題
ポジペのイメージを固めて書く前に、既存技術がないか調査したという事で。
楽天の川口さんの「ドラクエ風スキルマップ」を見て、自分が表現したいイメージとは異なったので、気にせずに自分の思い通りに表現してみました。
がっっ!!、5/26に行われたJaSST東北で「テストエンジニア版スキルマップ」の発表があり、「ドラクエ風」な部分が類似してて、その週末が〆切だったこともあり、少し頬を赤らめながら提出しました笑
とは言っても、
賞をもらった今だからこんなこと書けますが、実際、当日はもらえる自信はなかったです(^^;;
ポジペを書く時に使った観点で読むと、もっと良いポジペを書いた人がいましたし、実際自分は『意気込み』と『加速感』が一発で飛び込んできたもの(=自分のポジペから外したもの)を選びました(その子はやはりMAP賞でした)。
なので、今回の書き方の紹介は、受賞した1ケースと思っていただければ。
ポジペの書き方にこだわった分、新しい見方が増えて、よりWACATEの醍醐味を味わえると思います。
今回から賞状が小さくなって机上に飾る事ができる!
副賞はELASTIC LEADERSHIP。読みたかった本だったので嬉しいです。