試用期間が終わって
4月に入り試用期間が終わりましたが,巷を賑わすウィルスでいつクビにされるか分からない状況を戦々恐々としています笑*1
ご無沙汰しています.
試用期間中に思っていた,入社してみて変わったこと,良かったこと悪かったことをつらつらと書いてみたいと思います.
初めに断っておきますが,あくまで個人の見解であり,所属組織の公式見解ではありません.特定の組織の現状を示すものでもありませんw
今は何やってるの?
社会インフラ全体に関わっている会社で,ソフト開発者をやっています. いわゆる組み込み系ソフト開発者ですが,周辺のソリューションも含めてバーリトゥドですね.
3ヶ月経ったけど,大きな不満も特になく過ごしています. まぁ,試用期間だから責任範囲が狭いからなのかもしれないけど.
無駄な作業、お仕事ごっこが少ない
とにかく自分の仕事に集中できてる感じがします. 「こう感じてる理由って何だろうね?」と考えてみたら、どうやら雑務が少なく,やるべき仕事に集中できているからかもしれない.
メールが使いやすい
「メールは何を使ってますか?」は,入社前手続きで人事に尋ねた質問でもあるw
Outl○○kはそんな好きではないが,過去に使っていたN○tesに比べたらはるかに幸せである. 転職してストレスが減った大きな理由かもしれない。
とにかく,N〇tesが嫌だった思い出しかない.
- はっきり言って,UIが古臭い.
- メールが思い通りに編集できない.他からコピペするとメールのレイアウトがおかしくなる.
- 同じバージョンなのに,マニュアル通りに設定できないことが多い.
- ネットワークが切断するとソフトが固まる.つまり,WI-Fiで使うことを想定していない.
- (組織の問題かもしれんが,)スケジューラが使えてなかった
明らかにオワコンなツールで,不便さで仕事の効率を落としていると思うのだが,「N○tesじゃなきゃヤダ!」とか言って置き換えを妨げている古い人間がいたんだろう・・・
N○tesから離れた今は,息するように仕事をする事って,こういうことなんだと実感してます.
どうあるべきだと思っているか?
業務やプライベートの作業を便利にし効率化するために,ツールが存在すると思います. 世の中のトレンドに合わせて,ツール自身も使いやすくなったり,逆にトレンドに対応できず淘汰されたりしていると思います.
業務の妨げになり結果的に会社の貢献に影響しているのなら,使っているツールは見直すべきだし,自分たちの仕事をよくするためには好き嫌いにこだわらず積極的に採用していきたいなぁと思うわけです.
出退勤時刻の入力作業が楽
以前はこんなことをしていました.
紙のタイムカード
紙のタイムカードを打刻してExcelファイルに毎日記入していました.
それだけなら「古い会社だから・・・」と気にしないんだけど,タイムカードの時刻が会社のチャイムと一致していない事が個人的に嫌でな・・・
通勤電車の間隔が長く,定時時刻から数分後の電車に乗らないとその後の予定に間に合わないので,定刻のチャイムとほぼ同時に打刻するのだけど,定時時刻に達しないので,その後の訂正で面倒なことが起こる. 定時時刻に帰ることが悪いみたいだった・・・
Excelファイルに作業内訳を入力
タイムカードの打刻時刻をExcelファイルに転記した上,どんな作業に工数を使ったか内訳を入力していました. ただ,案件別の内訳ならともかく,案件ごとの内訳(仕様書作成,実装,打ち合わせ,など)に時間を入力してました. 予算の出所が異なる案件別ならともかく「そこまで内訳を細かく入力する必要あるの?」って思っちゃうわけで・・・
メトリクス測って改善するなら,実際のプロジェクトでRedmineのチケットでやる方が適切だと思いますし,実際メトリクスを測定することも改善に使われた記憶もないので,やはり無意味な作業だったのかな?と思うわけです.
提出日はタイムカードとExcelファイルの間違い探し大会
提出日は,Excelファイルをプリントアウトして間違いチェックをしてました. この作業って自分だけでなく,上司がグループメンバー全員分,総務の担当が全社員分チェックしてるわけで,無駄の多いし,仕事ごっこなんですよね.
今はどう違うの?
ウェブから勤務時間の入力だけです. 自社開発というのもあるけど,案件別に時間を分けることもしていない. PCの稼働時間と差異があった場合に理由を書くくらいです.
今の状況が究極的ではあると思いますが,こういった日次の作業の蓄積って地味にQoLに効いてきます.
どうあるべきだと思っているか?
ツールと同じように,当たり前のように行っている作業も見直していくべきだと思います.
勘違いした最適化ではないこと
もちろん安易な見直しは良くないと思います.
例えば,目の前のExcelファイルのマクロばかり良くしても,全体的に俯瞰すると,本来解決したい事から考えると改悪しているかもしれない*2.
今の会社は,昔がどんな状態だったのかは知らないけど,局所最適ではなく全体最適になるように見直ししてきたんだろう,と感じます.
変えるための強い意志をもった組織であること
また,変えられる・変えようとする強い意志と行動力を持った組織であることが不可欠であると,今の会社で働いてて思います.
以前は,上の方から,同じ職場から,四方八方から,やらない言い訳*3・変えられない理由*4を何年間も聞いてきました.
リソースの制約もあり優先度があると思いますが,いつまで経っても言い訳ばかりで前に進まない組織よりだったら,少しずつでも前に進める組織の方がいいですよね.*5
その他
部活動がある
会社にサッカーグラウンドがあって地域に提供しているのは知ってたけど,まさか卓球部があって,会社に練習場があるなんて思わなかった(笑.
グループ会社に勤めている知り合いに入社を話したら,入社日の入社手続きが完了するより早く入部扱いになっていた(笑*6
社内の勉強会がある
社内にアジャイルの勉強会があった.
今まで社外に出ないと得られなかった情報を共有できるので嬉しい.
社員を大事にして,社員の成長を考えている
まだよくわからないが,そんな感じはする. 前職と比較してという前置きが必要かも.
前回エントリーの『消滅したプロジェクト』で起きた事・感じた事が関係していると思うので,別の機会にでも書こうかな,と…
まとめると
自宅を出る時間が早くなって,平日の疲れ方は前より早いはずなのに,自分のストレスがだいぶ減っていると感じてるので,結果的に転職してよかったと思う.
また,改めて,自分が大切にしている価値観が見えてきたと思っています.
でも,見えてきただけじゃダメですね. ちゃんと自分から実践できるようになっていかないと.って思う次第であります.*7